2016年11月26日 〜 12月14日までの間、ドイツとポーランド、エストニアとフィンランドの国々を訪ねてきました。
また少しではありますが、旅の軌跡をご紹介させてくださいませ。
今回は最初の訪問国がドイツの為、ヘルシンキ経由ではなくフランクフルト空港へ。
成田 – ヘルシンキは10時間弱で到着しますが、フランクフルトの場合は到着までに12時間と少しかかりました。
ヨーロッパの中ではヘルシンキはとても近いのだよ!という言葉を久しぶりに再確認しました。
少し乗り継ぎの時間が余った為、フランクフルトの街を少し散策しました。
想像よりも栄えた街で、人も多く人種も様々で、さすがドイツの金融街!という印象を受けました。
少し時間を潰した後は、フランクフルトの駅から鉄道でベルリンへと移動。
4時間ほど鉄道に揺られ、ベルリンに着いた頃には24時前となっていました。
ベルリン中央駅は煌びやかにクリスマスの飾り付けが施されていました。
初日の大移動を無事に終え、ホテルに着いた頃には体力の限界を迎えていました。。
(毎度のことですが。)
ベルリンの地下鉄の駅名のプレートが何だか可愛らしかったです。
ベルリン滞在二日目は土曜日の為、早朝に開催をされている朝一を覗きに行きました。
どの国を訪ねる時も、スーパーや市場、港などの地元の方々の生活を感じれる場所が大好きです。
朝の冷んやりとした空気の中、地元の人々に紛れて覗く屋台は格別です。
そうそう、ベルリンと言えばアンペルマン。
市内でも信号機を見かける旅にアンペルマンのデザインが確認してしまいます。
—– アンペルマン —–
アンペルマンは旧・東ドイツ時代に誕生し、現在でもベルリンを中心に活躍している「歩行者用信号機」です。
60年代のモータリゼーションによる交通量の増加にともない、増える交通事故から歩行者を守るために、視認性に優れたこのデザインが誕生しました。
アタマでっかちの三頭身で、両手を拡げる「記号」としてのピクトグラムは、その光る面積も大きく「感情豊かに」歩行の停止を呼びかけます。
アンペルマンの「信号男」としての優れた点は、進行と停止を指示する意味を、青と赤の色彩による、単純な記号要素に置き換えただけでなく、表情や身振りによる非言語的要素を加えたことにあります。
絵文字による誰にでも理解しやすい信号は、子供や視覚異常の方、海外旅行者を含む歩行者の安全を守るにふさわしいカタチといえます。
1960年代、アンペルマンに代表される新しい標準言語としての「絵文字」は、1964年の東京オリンピックの案内シンボルや、その後の各地で開催される万国博など近代にまで受け継がれています。
アンペルマンは、ドイツで現在、交通安全のシンボルとして活躍するほか、ドイツ統一のシンボル、復活のシンボルなど、様々なシンボルとして活躍しています。
〜 アンペルマンジャパンホームページより 〜
朝市の帰りに立ち寄ったカフェで出会った可愛らしい親子。
とても人懐っこいコで、カフェ中を徘徊してみんなに遊んでもらっていました。(笑)
朝市の後はクラフトマーケットを覗きに中央の方へ。
歩いていると噂?のアンペルマンショップが。
大盛況でした。お土産として人気なのでしょうか?
ベルリンの街を歩いていると何やら怪しげな光を放つ催しが。。
恐いもの見たさで入ってみました。
入ってみたらなんとビックリ、子供向けのクリスマスマーケットでした。
子供だらけの中に紛れ込み、少しの時間ほのぼのとさせて頂きました。
この日はクラフトマーケットやクリスマスマーケット、古着屋さんや作家さんのアトリエを回ったりしていたらあっという間に一日が過ぎてゆきました。
日が沈んでからはアレクサンダー広場のクリスマスマーケットへ。
ベルリンのクリスマスマーケットは人が多く若者を中心にとても盛り上がっているのですが、どこも現代的できらびやかでした。
個人的にはもう少し牧歌的な、伝統的なクリスマスマーケットの方が好みかもしれません。
ベルリン滞在3日目は朝から蚤の市巡りへ。
まず最初に向かったのはMauerpark(マウアーパーク)の蚤の市。
ベルリンの壁公園で行われている一番有名な市場です。
噂通り広大な公園に様々な出店者が並び、ボリューム満点の市場でした。
ただ、個人的な感想としては良い物は高く、掘り出し物はあまり見つけられませんでした。
日が悪かったのかもしれません。。
続いては壁公園から徒歩15分位の場所にある地域密着型の蚤の市へ。
こちらは規模は小さいのですが、掘り出し物も多く価格も安めで割と好みな市場でした。
徒歩圏内にはシオン教会(Zionskirche)があり、威厳のある建物はとても美しい表情をしていました。
日曜日のみ一般開放をしており、有料ではありますが塔にも登れるとの事でした。
高台から見下ろすベルリンの街はとても美しいとの事ですので、日曜日にシオン教会を訪ねられる際には塔に登られても良いかもしれません。
続いてはボックスヘーゲナー(Boxhagener Platz)の蚤の市へ。
こちらも有名な市場ではありますが、ゴミやらガラクタやら、アンティークやらヴィンテージ物やら、ハンドクラフト品から現代物まで、新旧古今東西問わず展開されており、ちょっと面白かったです。
蚤の市を回った後は、個人的な欲望を満たしにベルリンのゲメルデ絵画館(Gemäldegalerie)へ。
(画像は隣のフィルハーモニー(Berliner Philharmonie )いつかベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏を聞いてみたいです。)
ベルリンの絵画館が所蔵をしている絵画は好みの物が多く、入場料(10e)の割にはとても満足に絵画を堪能する事ができました。
日本に比べると圧倒的に人が少なく、一つの絵画を時間をかけてたっぷりと観る事ができます。
ボッティチェッリ、ラファエロ、コレッジョ、ルーベンス、カラヴァッジオ、フェルメール、レンブラント。。
絵画をもう一度観る為だけにベルリンに行っても良い位です。
気づいたら数時間が経過しており、外に出るとすっかり日が暮れていました。
お次はもう一つの欲望を満たしに、ベルリン・オリンピアシュタディオン(Olympiastadion Berlin)へ。
日曜日なのでブンデスリーガのリーグ戦が行われており、ホームのヘルタBSC対マインツ05の試合を観戦させて頂きました。
中堅クラブ同士の対戦だからか、スタジアムは7割程度しか埋まっておらず、のんびりと観戦する事ができました。
やはり現地観戦は勢いがありますね!
原口元気選手の得点を期待していたのですが、この日は残念ながら得点出来ず。
試合にはヘルタベルリンが勝った為、ご機嫌なヘルタサポーターと共に帰路につきました。
ホテルに戻る前にはHausvogteiplatzのクリスマスマーケットを覗きに。
こちらは完全に食とお酒のマーケットで、老若男女を問わず皆楽しそうにお酒を飲んでご飯を食べて、クリスマスの時期を楽しんでいました。
ベルリン4日目は月曜日の為、覗いてみたかったアンティークショップとヴィンテージショップを巡りに行きました。
しかし大半のお店に写真はダメ!と言われてしまった為、あまり画像が残っていませんでした。。
唯一写真を撮らせてくれたお店。ちょっと不思議なお店でした。
こちらはカフェとハンドクラフト品、セレクト品などが混在するお店なのですが、何が不思議って買物をするとワッフルが一つ無料で付いてくるのです。
そば粉のワッフル。
結構大きい。。
フォーク刺しっ放し。。
でも美味しい。
(普通に購入しても3ユーロで食べれるみたいです。)
店内も可愛らしく、お店のお姉さんもお兄さんも気さくで優しかったです。
(お店の名前はうっかり失念。)
今回のベルリン滞在はここまで。
夕方にはフランクフルトへとICE(インターシティエクスプレス)で移動しました。
フランクフルトでは翌日の飛行機に乗る為に一泊する事に。
せっかくなので、フランクフルトでもクリスマスマーケットを覗いてきました。
フランクフルトは空港があるからか、電車の路線が複雑で少し迷いました。
思い出はその位ですかね。(笑)
レトロトラムは可愛い。
最後の画像はベルリン(東ドイツ)の名物、カリーヴルスト(Currywurst)。
ソーセージを輪切りにしてカレー粉をかけただけの単純なファストフードです。
東に住むドイツ人のソウルフードです。(多分)
普通に美味しいです。3回は食べました。
ポーランド編へ続く。